Tokyo stock market  July 3  2003 7 3

Giant capital stocks

 5401 NIPPON STEEL         168  -4 (-2.33%)
 5405 Sumitomo Metal Industries   81  -4 (-4.71%)
 7011 Mitsubishi Heavy Industries  319  -5 (-1.54%)


Total electrical machinery and appliances

 6501 Hitachi         597  +36 (+6.42%)
 6502 TOSHIBA        453  +9 (+2.03%)
 6503 Mitsubishi Electric   420  +5 (+1.20%)


Consumer electronics

 6752 Matsushita Electric Industrial   1,345  +85 (+6.75%)
 6753 Sharp                 1,674  +38 (+2.32%)
 6758 SONY                 3,720  +80 (+2.20%)
 6764 Sanyo Electric             455  +0 (+0.00%)


Computer manufacturer

 6701 NEC      726  +26 (+3.71%)
 6702 FUJITSU   565  +24 (+4.44%)


Precision instruments

 7731 NIKON           1,154  +56 (+5.10%)
 7733 OLYMPUS OPTICAL  2,845   +120 (+4.40%)
 7751 CANON          5,980  +280 (+4.91%)


Electronic components

 6762 TDK         6,700  +120 (+1.82%)
 6963 ROHM       14,610  +160 (+1.11%)
 6981 MURATA MFG.  6,040  +610 (+11.23%) OSE


Domestic demand

 4661 ORIENTAL LAND       5,480   -30 (-0.54%)
 8183 SEVEN-ELEVEN JAPAN   3,300  +110 (+3.45%)
 8264 ITO-YOKADO         3,220  +30 (+0.94%)
 9064 YAMATO TRANSPORT    1,480  +79 (+5.64%)


5405 Sumitomo Metal Industries
 C  81 (15:00)
   -4 -4.71%
 O  87 (09:00)
 H  88 (09:00)
 L  77 (14:41)

 今日は、乱高下の相場でした。
断定はできませんが、
推定として、売買手口の非公開が原因と思われます。
たとえば、8183セブンイレブンのような大型株が、乱高下しました。
浮動株が少ないのも、その原因かもしれません。
 さて、人間というものは、感覚で、物事を判断します。
数学が得意ならば、問題ないのですが、
普通の人は、そうは行きません。
数学というものは、生きていく上で重要なのです。
何も数学の公式を憶えろと言っているのではありません。
数学的センスが必要なのです。
物事を感覚的に判断するから、失敗するのです。
そこで、絵でわかるチャートを見てみましょう。
 さて、日足チャートを点検してみると、
5401新日鉄や5405住友金属工業という超大型株の値動きが、
大きかったことがわかります。
 残念ながら、株価は下がりましたが、
日足チャートでは、大きな日足を作りました。
特に住友金属工業という超大型株で、こんなに大きな日足は、めずらしい。
何かあったのでしょうか。
これが、実は、わからなくなってしまったのです。
 売買手口が非公開となったので、
誰にも売買がわかりませんので、
従来は、何回かに分けて注文するところを、
いっぺんに、まとめて注文するようになりました。
 その結果、株価が高く寄りつきますが、
高い株価を見て、売りがでました。
しかし、今度は安くなったので、買い物がでて、株価が上がりました。
そして、株価が上がったので、午後は、利益確定に動いた。
その結果、株価が下がりすぎて、あわてて買いが入った。
そのため、株価が急上昇して終わった。
これがセブンイレブンの値動きでした。
 従来は、どこの証券会社が、買ってきたのか、
どこの証券会社が売ってきたか。
こういう手口がわかりましたので、ある程度、
相場に歯止めがかかりました。
 現在は、売買手口の非公開になったので、
誰が買ってきたのか、誰が売ってきたのか、
わからなくなってしまいました。
ブラックボックスになったのです。
 その結果、どうなったか。
今までは、日足チャートで用が足りましたが、
現在の状況では、5分足チャートが必要になりました。
安く株を調達するには、
5分足チャートに、1日中、にらめっことなったはずです。
 これが意味するところは、
デイトレイダーに有利な相場になったのです。
機関投資家には、不利な相場になりました。
おそらく、株の調達コストが高くなったはずです。
 狩猟民族には有利な相場で、
 農耕民族には不利な相場です。
これだけ、相場が乱高下すると、
狩猟民族は、血が騒ぐと思います。
もともと、狩猟民族は、冒険心が強く、
環境が大きく変化するのに、対応しやすいですから。
 それにしても、信用売り規制と言い、
今回の売買手口の非公開と言い、
なぜか、とんちんかんな改革が多いのかと思う人が多いでしょう。
 なぜ、こういう間違いを犯すか。
それは、原因があるのです。
現在における社会のトップクラスの人達は、
気の毒なことに、学生時代に、
経済学は、マルクス経済学が盛んだったのです。
 時代によっては、
近代経済学を学んでいると敵視された時期もあったのです。
そんな時期もあったのです。
今の若い人には、信じられないでしょう。
しかし、マルクス経済学がメジャーな時期があったのです。
このマルクス経済学をしっかり学んで、大学を卒業したのです。
この思想が、本人の気づかないうちに、
心の深層部に染みこんでいるのです。
深層心理に刷り込まれているのです。
だから、よく政策を間違えるのです。
間違った思想に基づいて判断すれば、
誰だって、間違います。
 若い頃に憶えた、安くて不味い酒は、
金持ちになった今でも、手放せない。
こういう、ことわざがあります。
 ともかく、あと5年もすれば、
マルクス経済学が染みついた人達はいなくなりますので、
安心してください。
 5年も待てませんか。
それなら、リコールという制度があります。
しかし、この制度は、地方自治体にしかありません。